シーリング材ってどこに使ってるの?
シーリング材とは、屋根や壁の隙間、目地などに充填して防水性や機密性を保つために使われるペースト状の材料です。
前回のブログで壁の種類「サイディング」を紹介した際にもシーリング材が登場してましたので、今回はシーリング材についてご紹介したいと思います。
ちなみに「シーリング材」も「コーキング材」も住宅リフォームにおいてはほぼ同じと考えていただいて結構です。
また「シール材」も役目としては同じです。
外壁の目地にシーリング
サイディングやALCの隙間に充填し、内壁に雨水などが入らないようにします。
夏の暑さも冬の寒さも受け止める外壁は、どうしても寒暖差により外壁の伸縮が起こるので、ぴったりに作るとズレが生じ、クラック(ひび割れ)の原因にもなります。
そこで外壁の寸法に余裕を持たせ、つなぎ目に隙間を設けることによって伸縮を制限させないことで外壁を長持ちさせます。
その隙間を埋めて、尚且つ防水を行うのが外壁の目地に充填されるシーリングの役目です。
また、地震などによる建物の揺れを吸収する緩衝材の働きもあります。
サッシ(窓ガラスの枠)と外壁のつなぎ目にも同じようにシーリングが充填されます。
ひび割れにシーリング
モルタル壁などのヒビの補修もシーリングが使われます。
屋根にもシーリング
屋根の板金部分に使用されていることが多く、特に頂上部の板金は風に対する抵抗を持たせるため継ぎ目をシーリング材で埋めることもあります。
こうしないと板金部分が風を受け続けたとき、浮いてきてしまうことがあるからです。
また雨漏りや瓦のずれを補修するのにも使用する場合があります。
シーリングの劣化は放置しない!
外壁シーリング材にこんな症状が出ていませんか?
・表面の汚れ(劣化した成分がベタつき、汚れがつきます)
・ヒビ
・剥がれ、隙間
劣化したシーリングを放置しておくと、壁の内側へ雨水が入り込み、建物自体の耐久性に影響が出てしまいます。
外壁は普段の生活の中でもチェックしやすい部分です。
一つでも当てはまっていれば、一度当社へお問い合わせください。
トータルで外装を診断し、お客様の要望に応じたメンテナンスプランをご提案させていただきます。
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