外壁の「クラック」って?
新築を購入したり、外装メンテナンスをして数年経つと、どうしても外壁になんらかの問題が発生してきます。
その一つがクラックです。
クラックって?
クラックとはひび割れのことで、築30年、築40年の古い住宅ではコンクリートやモルタルにクラックが見られがちです。
ただ、必ず古い住宅にクラックが発生するとは限らず、クラックは新築2~3年で出来ることもあります。気になる方はご自宅の外壁を点検してみてください。
クラックの原因と種類
クラックができる主な原因は下記の5つです。
1、経年劣化
2、施工不良(施工後1〜2年に発生した場合)
3、車や電車の振動(幹線道路や線路の近くの住宅など)
4、自然災害、大きな地震など
5、構造上の問題(地盤の傾きなど)
またクラックの種類は大まかに下記の2つです。
1、下地までダメージがない割れをヘアクラック
2、建物の構造的な欠陥によって発生する割れを構造的クラック
どちらのクラックも最初は目立ちませんが、経年劣化によりどんどん広がっていきます。
ひび割れが幅0.3mm以上になった場合は是非メンテナンスをご検討ください。
クラックの放置はいいことナシ
クラックを放置すると、建物本来の「防水性や耐震性」に影響を与えてしまいます。
木造住宅であれば、クラックから雨水が入り込み、内壁木材をダメにする原因となります。
また湿気を帯びた木材は、シロアリの温床となり木材を更に腐食させることとなります。
コンクリートであれば、鉄骨や鉄筋に浸透し、錆がでてしまい、鉄材をダメにして耐震性を低下させる原因となります。
クラックがあっても、防水耐用期間が経過していないからと油断をしていると簡単な修繕では対処できない事態にも発生します。
構造自体がダメになると、不動産資産価値を低下させます。
いずれにしろクラックの放置は、建物の寿命を縮め、補修にも多額のお金がかかることも十分に考えられます。
定期的なメンテで家も健康に
住宅の寿命はその部分部分によって異なります。
何年経過したからといって、ある日突然住宅が音を立てて崩れ去るわけではなく、外壁なら外壁、内装なら内装でその寿命が異なるのです。
ですが、住宅の中でも建物の寿命に強く影響する部分とそうでない部分があるのは確かです。
クラックだけ直しても補修後は残りますので、合わせて外壁塗装を希望される方もいます。
いずれにしろ、大きめのクラックを見つけたら一度ご相談ください。
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