足場の費用って必要なの?
屋根塗装の見積もり取ってみたけど意外と高かったな・・・
足場の費用ってこんなにかかるの?
なんて思ったことありませんか?
外装塗装は10〜15年に一度は行わないといけない修繕で、意外と費用も時間もかかります。
その理由のひとつに足場の組み立て、解体費用があり、大きい時には工事料金の20%を占めることもあります。
どうしても足場って必要なんでしょうか?
高所作業には安全確保のための規定がある
厚生労働省が定める「労働安全衛生規則」では2m以上の高所作業時は作業床を設けるように定められています。
(作業床が組めない場所では安全ロープなどを使用するという規定もあります)
屋根の高さは平屋建てで3〜5m、2階建てなら6〜8mにもなります。
もしも足場を組まないとなると、
作業場へはしごで登り、10〜20kgもある塗料の缶を片手で持ちつつ、もう片方の手で塗装を行うことになりますので、かなり危険な作業だということはお分かり頂けるかと思います。
またここへ何度も塗料を持っては上がり、降りて・・・を脚立で行うより、足場を組んで、階段を使ったほうが断然作業効率が上がります。
特に屋根は傾斜があって足場も悪いですし、突然の風、雨も予想されます。
せっかく塗り直しをしてみても、職人さんにもしものことがあっては台無しです。
また、足場の周りにメッシュシートを貼りますので、作業員の落下防止に加え、道具の落下防止の役割も果たします。
近隣に水や塗料を飛散させない
塗装の前にはほぼ必ず高圧洗浄を行います。
屋根や壁を洗浄することで汚れを取り去り、よりきれいな塗装を行うためです。
ですがその際にはどうしても水しぶきが飛びます。
塗装中もハケやローラー、吹き付け作業の際は塗料が飛び散ってしまいます。
それを防ぐために足場の周りにメッシュシートを張り巡らせ、周囲への飛散を防いでいます。
これをしないと、ご近所の壁や車を汚してしまい、大きなトラブルになりかねません。
高所の塗装には足場は必須!
当社では現地調査ののち見積もりを行い、足場が必要と判断した場合はそれを見積書に記載してご提示いたします。
本当に必要なの?と思われた場合は見積もりの段階でぜひご相談ください。
屋根の傾斜や周辺の状況によって組む足場が変わり、費用も一律ではありません。
ですがそれが丁寧な仕事、高品質へとつながります。
「足場なしで高所を塗装をするよ」「足場代を割引くよ」という業者は要注意です。
その場での工事費は安くなりますが、後々トラブルがあったり、結局やり直しになる可能性があります。
トータルコストで考えておトクに
足場がない状態での高所塗装は品質が悪くなります。
熟練の職人さんでも、自分自身の安全を考えつつの作業ですので集中できなくなってしまうからです。
結果、塗装にムラが生じたり、手の届かないところは適当に終わらせてしまう、なんて可能性もあり、工事の品質が落ち、早めに塗り直しをしたり追加費用がかかる恐れがあります。
足場は設置に1日、取り外しに1日かかり、工期が長く感じられてしまうかもしれませんが、これも塗装に必要な作業のうちだとお考えください。
もしも足場代を浮かせたいとなれば、屋根と外壁を一度に修繕するという手もあります。
足場自体の金額は変わりませんが、何度も足場を組まないようにすることでコスト削減となるわけです。
是非見積もりの際は足場代にも注目していただき、不明な点はご相談ください。
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